【倉敷美観地区・阿智神社】「希莉光あかりで紡ぐ ~ゆく年、くる年~」開催
“最後の座敷だけは覗かないで”
2024年夏、ホテル雅叙園東京で開催の『和のあかり×百段階段2024~妖美なおとぎばなし~』に展示された、ストーリーに沿う作品の数々。
テーマ「おとぎ話、見るなの花座敷~ウグイス長者~」の儚げな世界が希莉光(きりこ)あかりで表現されました。
そして2024年12月29日から2025年1月3日、干支をモチーフにした完全新作を含め、倉敷・阿智神社で約30点の作品が一般公開されます。
年末年始を彩る、幻想的な空間の一部を紹介します。
“くらしき和あかり創造集団”倉敷光作所
倉敷光作所が手掛ける、14面体の美しい光と影が織りなす希莉光(きりこ)あかり。
従来の切子あかりから“希莉光あかり”へと構造的に進化を遂げ、東京都指定文化財「百段階段」、愛知県飛島村「トビシマライツ」など、県外にもフィールドを広げ活動されています。
「希莉光あかりで紡ぐ」イベントでは、2024年5月、7月、8月と倉敷の阿智神社で開催され、全国北海道から沖縄まで合計2,000名以上の来場者を記録したとのこと。
2025年1月は京都・四条の玄想庵にも会場を設けて、イベントが開催されます。
開催日程について
多くの参拝客でにぎわう、倉敷美観地区・阿智神社境内で年越しイベントとして日中から開催。
遮光された社殿にて、オリジナル音楽も加わり癒しの没入(イマーシブ)体験が待っています。
入場券は授与所でのみ販売(9-17時)される、お正月バージョンの〈御朱印チケット〉特別希莉光御朱印。入場時、干支印を押してもらい完成します。
開催日時:2024年12月29日(日)〜2025年1月3日(金)【9時〜19時】
入場券:1,000円 及び 特別希莉光御朱印(1,000円)
主催:倉敷光作所 https://kura.net/
後援:倉敷市・倉敷観光コンベンションビューロー
和あかり「希莉光あかりで紡ぐ」の世界へ
倉敷光作所の特殊光作員ことアーティスト須山寛子さん。
“鑑賞したひとが、色んな受けとり方をしてくれて良いんです”と語ってくれました。
筆者も「おとぎ話、見るなの花座敷~ウグイス長者~」の一連では、従来の作品とは異なる趣を感じることができました。
華やかさだけでなく、哀愁を表現するために希莉光あかりの構成要素である和紙にも独特の色味や金粉を用いたものなど様々なこだわりが散りばめられています。
神社参拝の際にぜひ会場に足をはこんで、澄んだ気持ちで和あかりを楽しんでみてはいかがでしょうか。
(文・写真/悠貴)
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