
【笠岡】新成人、縁を結ぶ。2026年タイムカプセル開封式
「再び集まったことで、また縁がつながったら嬉しい」
手にしたのは、小学校卒業時に綴った20歳の自分への手紙。令和7年度の新成人たちが語った、心の軌跡とは。
進学や就職で離れ離れになり、連絡が途絶えていた仲間もいる中で迎えた、再会の一日を取材しました。

翌日に成人式を控えた、2026年1月10日。
新成人たち12名が、笠岡市立笠岡小学校の体育館へ集まります。
小学校卒業から約8年。“WEB招待状”をきっかけに実現したのが、6年2組「タイムカプセルの開封式」でした。

開けてみないとわからない。
どんな想いが閉じ込められていたのでしょうか。
再会の場で交わされた生徒たちの言葉を中心に、当日の雰囲気をお伝えします。
笠岡小学校、約8年越しの再開

笠岡小学校に集まったのは、平成29年度笠岡市立笠岡小学校卒業生の12名。
平成30年(2018年)3月に小学校を卒業した、6年2組の卒業生です。
体育館に入ると、最初はどこか緊張した表情を浮かべる姿も。
しかし「久しぶり、元気だった?」という一言を合図に、少しずつ笑顔が広がっていきます。

在りし日の恩師の遺影とともに
会場には、亡き担任の先生の遺影も静かに飾られていました。
6年2組、タイムカプセル開封式

6年2組の卒業生23名のうち、この日集まったのは12名。
会場中央に置かれていたのは、先生の遺影です。

「先生の奥様からお預かりしました。愛のあるご指導をいただいた先生への感謝と哀悼の意を込めて、ご祈祷をお願いします」という言葉が添えられました。

恩師への想いを胸に、黙とうを捧げる卒業生たち。
その後、スクリーンに映し出されたのは、小学校時代の写真でした。

先生や保護者の協力を得て集めた写真をもとに、実行委員が作成した映像。

運動会や修学旅行、発表会といった行事のほか、学校生活の何気ない日常の一コマも映し出されます。

なつかしい自分や仲間の姿を、真剣なまなざしで見つめる人。

隣同士で顔を見合わせ、笑い合う場面もありました。
暗証番号「6223」がつないだ時間

タイムカプセルと卒業アルバムと卒業文集
いよいよ、卒業時に封印したタイムカプセルの開封です。「タイムカプセルの鍵の暗証番号、みんな覚えてる?」そんな声と笑い声のあとに、正解が発表されました。
6年2組、23名。
「6223」の番号に合わせると、タイムカプセルが約8年の時を経て、静かに開かれます。

実行委員の森さん自身も「何が入っているかわからない」と話していたタイムカプセル。

中に入っていたのは、学年通信や計算ドリル、指示棒、ペットボトルの蓋など。
「ゴミ入れるなよ~!」そんな声があがり、会場には笑いが広がります。

そして、一人ひとりに手渡されたのが、「20歳の自分へ」宛てた手紙でした。

プリクラやシールが同封され、イラストが描かれた手紙を開封。「うわぁ~なつかしい!」の声。

「うわ、好きだったアイドルのこと書いてる!」「何これ、恥ずかしい!」
恥ずかしさのあまり、手紙を開封できないと話す人も。

真面目な表情を浮かべてうなずきながら、12歳の自分からのメッセージを噛みしめるように読む人もいれば。

照れくさそうに読む人もいて、その姿はさまざまでした。
物理的にも離れていた時間が、この瞬間だけは一気に縮まったように感じられます。
「昔はものすごく広く感じていた体育館が、今は狭く感じるね」そんなつぶやきに、頷く姿もありました。

「ムービーまで用意されていて驚いたし、嬉しかった!」と満面の笑顔で話してくれたり。

中には、当時好きだったものの穴埋めクイズ形式で書いていた生徒も。
「今になると答えがわからない、好みも変わってしまったな」と成長の時間を実感する声も聞けました。

共通していたのは、「好きだったものや楽しかった時間を思い出せたから、ここに集まれてよかった」という想いでした。
タイムカプセル実行委員・森さんインタビュー

タイムカプセル実行委員:森 智輝さん


WEBでつながる時代に、会いに行く理由



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