津山城ナイトファンタジア夏桜 by ELEMENTS(2022年8月11日~9月25日開催)#キニナッタ イベントレポート
「日本さくら名所100選」に選ばれている、津山市のシンボル「津山城(鶴山公園)」。
その津山城で、夏の夜を彩るイベント「津山城ナイトファンタジア夏桜(ナツザクラ)」が開催されています。
花見の名所にちなんだ7点の作品は、全て桜がテーマ。
幻想的な光に包まれたアートの魅力を紹介します。
「津山城ナイトファンタジア夏桜」について
春の短い期間にしか見られない桜を、夏の津山城(鶴山公園)に咲かせるというライトアップイベントです。
テーマは、「夏に咲く桜」。
インスタレーションプロデュースチーム「ELEMENTS(エレメンツ)」が企画・演出しています。
鶴山公園(かくざんこうえん)一帯、アートと幻想的な宵涼みを楽しめます。
期間は、2022年8月11日から9月25日。19時30分から22時まで。(※最終入場は21時30分)
観覧料は、大人500円、小中学生は300円、未就学児は無料。
会場内は写真撮影可能ですが、三脚を使っての撮影は不可です。(一脚は可)
台風などにより中止となる場合もあるため、詳しくは公式SNSをご確認ください。
日本の伝統工芸折り紙を使った「オリガミアート」
門をくぐって、階段を登り、最初に見えたのが、「桜舞うオリガミアート」の作品。
ランプシェードに見立てられた赤色にきらめくアートが、ソメイヨシノの樹木に飾られています。
事前のワークショップで作成された、参加型作品のオリガミランプシェードの数々。
近くでも、離れて鑑賞してもキラキラと輝く、繊細で透明感のある造形に魅せられます。
ミストアート「雲海桜」
霧がたちこめる雲海を演出したアート。
ミストが噴出しているだけの演出かと思いながら、足を止めると…。
放射線状に広がる光に、舞い散る桜が映し出されていました。
水が霧状に噴射されているため、涼を感じながら散策できます。
飴細工のように鉄をあやつる芸術作品
更に奥へ進むと、ライトを浴びキラキラと輝く桜の花びらをイメージした鉄のアートが。
ミラーボールを取り囲む細やかな装飾と、照明によって虹色に輝く独特な世界観。
夜の津山市街地の景色と合わせて楽しんでみてください。
優雅な竹の曲線を使った和のアート
階段を登ると、巨大な竹を使ったアートが登場。
津山城主の家紋や津山とゆかりの深い「鶴」がやわらかな曲線の竹アートでみごとに表現されています。
備中櫓の前に羽を広げて羽ばたく鶴。
見ごたえ抜群な作品「飛翔」。色々な角度からゆっくり鑑賞してほしい作品のひとつです。
備中櫓を背景に浮かび上がる、光のアート
漆喰仕上げの備中櫓を背景に、足元の石垣には宇宙空間を思わせるような不思議な映像が。
万華鏡をのぞいたように見えませんか?
合わせ鏡に鮮やかなガラスの欠片が反射したように、輝きを放ちます。
布をつかった空間演出のファブリックアート
ストレッチ素材の布が空間を句切り、中心にはミラーボールが回る、不思議な空間演出。
やわらかな曲線の羽衣で装飾された「Summer of cherry tree」。
回転するミラーボールに合わせて、桜吹雪が舞うかのような演出の美しさに思わず魅入ってしまいます。
津山城の四季をレーザーで表現「SHIKISAI」
最後は、水とレーザー光線の迫力満点の演出。
津山城の四季の色どりを鮮やかな光で表現していました。
霧状に細かく噴射された水と光がやさしく木々を照らし、赤、青、緑とさまざまな光線に包まれます。
夏の夜、特別な宵涼みを楽しんで
普段は公開されていない、夜の鶴山公園。
まるで真夏の夜の夢のような、光のアートの世界を堪能することができました。
津山の期間限定イベント、貴重な幻想的空間をぜひ体感してみてください。
(文/まつこ 写真/悠貴)
津山城ナイトファンタジア夏桜
開催期間:2022年8月11日~9月25日(日)
時間:19時30分~22時(※最終入場は21時30分)
開催場所:津山城(鶴山公園)
観覧料:大人500円、小中学生300円、未就学児無料
公式ホームページ:津山城ナイトファンタジア夏桜
公式ツイッター:ELEMENTS公式@津山城ナイトファンタジア夏桜
公式インスタグラム:ELEMENTS公式@津山城ナイトファンタジア夏桜
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