おのはなこさん

体験型デニムショップ「おのはなこ商店」オーナー・小野華子さんインタビュー

岡山県井原市は児島地区と並ぶ、古くから繊維産業の盛んな岡山デニムの主要産地です。

長い歴史のなかで培われた高品質なデニム生地は、今でも世界中から注目を集めています。

更なる井原の魅力を発信する、デニムをテーマにした複合施設「IBARA DENIM SQUARE GARDEN」が、2020年4月15日にオープンしました。

井原デニムスクエアガーデン

体験型デニムショップ「おのはなこ商店」、コーヒー店「AIIRO COFFEE STAND」、ニットアイテムを豊富に扱う「ID&i」が並びます。

2階に宿泊施設「舞鶴楼」の別館や、奥にはオープンスペースとして休憩もできる中庭も。

井原駅の「井原デニムストア」で活躍してきたクリエイター・小野華子さんは、「おのはなこ商店」にて体験型デニムショップを運営。

井原デニムの魅力、井原デニムを使ったオリジナルブランドのこだわりなどを聞きました!

体験型デニムショップが新町商店街にオープン!

おのはなこ商店

ーこの新町商店街の「IBARA DENIM SQUARE」で、小野さんのお店がオープンしたのはどんないきさつからでしょうか?

小野:もともと私は服飾の専門学校で教員をしていたんです。人にものづくりを楽しんでもらうことがすごく好きで。

新町商店街の再興事業が始まった時に、まちづくりに重点を置いていたかたに、「体験をするスペースを作りたい」と声をかけてもらったんです。

食事をするところ、コミュニケーションをとるところ、体験するところをばらけさせて、町歩きをコンセプトに掲げられていて。

私もそのコンセプトがすごくいいなと思いました。

自分のお店をもつ絶好のチャンスと思って、引き受けました。

ミシンと共に歩んできた

おのはなこさん

ー小野さんがものづくりを始めたのはいつ頃、どんなキッカケからですか?

小野:私がものづくりデビューをしたのは、小学校3年生、9歳のときです。

母親がミシンをプレゼントしてくれたのがキッカケで。はじめは趣味で、学校に持っていくバッグなどを作っていました。

おもちゃがわりにミシンを使ってものづくりをすることがすごく楽しくなって。自分の性格にマッチしたんだと思います。

服飾関係の仕事に興味をもって、高校卒業後は服飾の専門学校へ進みました。そして専門学校の教員を経て、今に至ります。

ミシンとともに歩んで今年(2021年)で約36年になります。ビックリですよね(笑)。

オリジナル感、レア感を重点においたオリジナルブランド

おのはなこ商店

ー小野さんのオリジナルブランド「H.Faire <アッシュ・フェール>」が誕生したいきさつと名前の由来を教えてください。

小野:「H.Faire」は、私が21歳のときに作ったブランドです。

たまたまファッションコンテストで優勝をもらって、ファッションモールに1ヶ月出店することになって。

出店の際にブランド名が必要で、そのために作ったのがはじまりです。

「H.Faire」は、私の名前の華子の頭文字「H」と、創造という意味の「Faire」を組み合わせて、「華子が創造する」という意味で、フランス語読みです。

おのはなこ商店

ーブランドのコンセプトやこだわりはどんなところですか?

小野:本業である教員の仕事をしながら、オリジナルブランド業務を平行していくことが難しくて、ブランドは一度やめていたんです。

けど、いろんな縁があって、2011年に井原へ来るようになって。

井原市にあるアパレル会社の集合体である被服協同組合が運営していたのが、2017年にリニューアルオープンした「井原デニムストア」なんです。

私も組合に加盟していて、そこでもう一度オリジナルブランドをやってみたいなと思い、「井原デニムストア」の場所を間借りして、約4年前に再始動しました。

おのはなこ商店 ベレー帽

井原へ来るようになって、井原デニムの魅力をダイレクトに感じて。

井原の地域資源となっているデニムを使って、生地をみてイメージできる、カッコイイものやかわいいものを自分で作りたいと思いました。

デザイン、パターン、縫製を全て自分で一貫生産して、ベレー帽、名刺ケース、マスク、トートバックなどを作って販売してます。

大量生産とは違ったレア感だったり、ハンドメイド感を重点においた製品づくりを心がけています。

多種多様なデニムの生地を織る、井原の魅力

おのはなこ商店

ー井原デニムの魅力について教えてください。

小野:井原デニムとは、井原市内で作っているデニムの素材のことです

実は、岡山県内のデニムの生地の生産をしているのは、井原市がほとんどなんですよ。倉敷市でも岡山市でもなくて。

児島や県外の大阪や東京へ出荷したり、アメリカやヨーロッパへの輸出もしています。

ジーパンのゴツゴツした厚みのある生地から、シャツのような薄いものまでさまざまな生地を織ってるんです。

おのはなこ商店

ジャガードデニムを作っているのは、この井原だけなのも強みですね。柄などのデザインがデニム生地に織り込まれているもの、それがジャガードデニムなんです。

多種多様なデニムを織っているのが、井原のすごいところ。

将来的には、消費者のかたが生地をみたときに「井原で織っているものなのかな」と思ってもらうことが、井原デニムに携わっているものとしての使命かなと思っています。

体験型デニムショップを通して、出会えた笑顔

おのはなこさん

ーこのお仕事をされて嬉しかったこと、やりがいについて教えてください。

小野:ワークショップに参加されたかたが、つくり始めたときは固い表情だったのに、最後自分の作品ができあがったときに「思ったよりいいのができたわ」とにっこりされて。

そういう最初とは違ったゆるんだ表情を見れたとき、この仕事をしてよかったと思います!

また、「楽しかったのでまたやりたいと思う」という、次のリピートにつながる感想や言葉を聞けたときも嬉しいですね。

新町マルシェを通して、井原の魅力をもっと知って欲しい

おのはなこ商店

ー2021年、今後はどんなことをやっていきたいと考えていますか?

小野:お店の基盤づくりを固めつつ、体験メニューをもっと増やして充実させたいです。

また、毎月第4日曜日新町商店街周辺で「新町マルシェ」を2020年10月より始めました。(2020年12月~2021年3月は中止)

古きよき商店街の良さを知ってもらう、にぎわいづくりとして月に一回開催を計画しています。

地元特産品の販売やワークショップも出店します。

井原堤の桜並木

新町商店街周辺には井原市の観光名所の一つである小田川の井原堤があり、約2キロにわたる桜トンネルが見どころですよ。

まずは身近なかたたちから、この場所を通して井原や井原デニムのこと知ってもらって楽しんでもらえたらと思います。

元気いっぱい、笑顔もステキな小野華子さん

おのはなこさん

コロナウイルスの影響で力を入れていたインバウンドの客も見込めない状況ではありますが、身近なところからお客さんが来てくれて嬉しいと語ってくれた、小野さん。

キラキラした瞳、太陽のような笑顔でお話をされる姿が印象的でした。

3月末から4月上旬には、新町商店街の近くの小田川沿いを彩る、桜のトンネルが見ごろをむかえます。

その時期には新町マルシェを再開できればとお話されていました。

井原の魅力を発信する、「IBARA DENIM SQUARE GARDEN」の今後の展開に注目です!

文/まつこ 写真/悠貴

▼H.Faire〈おのはなこ商店〉インスタグラム

H.Faire〈おのはなこ商店〉(@h.faire_okayama) • Instagram写真と動画

▼おのはなこ商店ホームページ

H.Faire <おのはなこ商店> (h-faire.com)

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