
岡山歌っ子すずちゃん「メモリー」リリース記念【7周年】独占インタビュー
「観てくれる人が明るくなるような、演技のできる歌手になりたい」
目をキラキラと輝かせながら語ってくれたのは、12歳の「岡山歌っ子すずちゃん」。
歌の国体とも呼ばれる『日本大衆音楽祭』の全国大会にて、2021年はチャイルド部門で優勝(加藤省吾賞)。
2022年はオリジナル部門で優勝(オリジナル大賞)を受賞したキッズシンガーです。
5歳のころからステージ活動を始め、2023年3月にステージ活動7周年を迎えて、4月から中学生に。
「倉敷ふるさと大使」を務め、歌だけでなくミュージカルと活動の幅を広げ、日々成長していくすずちゃん。
パワフルな歌声と元気いっぱいの明るい笑顔、その裏側にある“今の思い”について紹介します。
目次
「岡山歌っ子すずちゃん」について

撮影当時:8歳
ミュージカル『アニー』の最終選考まで残ったことがきっかけで、歌を本格的に始めた、5歳のすずちゃん。
7歳のときに初のオリジナルソング『鈴のなるほうへ/夢を運ぶ鳥』をリリースし、12歳になった今ではオリジナルソングは12曲に。

撮影当時:9歳
アップテンポで明るい曲でパワフルな歌を聴かせてくれるときもあれば、しっとりと聴かせるバラードも歌いこなす岡山出身のキッズシンガーです。
岡山県内を中心としたライブやイベントステージを中心に活動中。

撮影当時:11歳
応援してくれる方やスタッフとして協力してくれる方たちが築き上げた「岡山歌っ子すずちゃん」というチームの中心・歌の部分をすずちゃんが担っています。
2023年3月には、市民ミュージカル『日の記憶/夢二モ思ワナイ』で大人の新聞記者の役を演じ、会場いっぱいに通る声で存在感のある演技を披露しました。
2023年3月21日には、小学校卒業記念としてオリジナルフルアルバム『メモリー』をリリース。
子どもから少女への成長を感じるバラード曲『さよならアイズ』とライブでも盛り上がる初挑戦したダンスボーカル曲『サスティナブルガール』。
アルバムにも収録されているこの2曲は、ぜひ聴いてほしい筆者オススメの曲です。
アルバムやミュージカルのことを中心に、今後の抱負や思いをすずちゃんにインタビューしました。
すべての支えてくれるひとに感謝
ーステージデビューから7周年、おめでとうございます!
すずちゃん:ありがとうございます!

7周年記念ライブ@倉敷Cookie Jar(2023年3月21日)

7周年記念ライブ@倉敷Cookie Jar(2023年3月21日)
ーすずちゃんにとって、歌のステージとはどんな場所ですか?
すずちゃん:すずのスマイルと元気を届けて、お客さんと一緒に盛り上がることができる場所です。
あとは、応援してくれる人にお礼の気持ちを伝える場所、かな?
成長のキセキ。オリジナルアルバム『メモリー』
ーオリジナルフルアルバム『メモリー』は、どんなアルバムですか?
すずちゃん:これまでの7年の活動の中で発表した、すずのオリジナルソング12曲が全て入っています。
同じ曲を8歳のバージョンと12歳の時に再レコーディングした曲も入っているので、すずのいろんな成長を感じられるアルバムとなっています。
1曲目の『鈴のなるほうへ』(レコーディング当時8歳)は、今の声とかなり変わっていると思います。
ーアルバムの聴いてほしいポイントは?
すずちゃん:『ヒマワリ』と『ダイアリー』の2曲は、レコーディングした当時(7歳と9歳)の歌声と、12歳の今の歌声で録音したもの両方を収録しています。
声が変わってるので、聴き比べてほしいです。
復興ミュージカルで心をひとつに
ー直近の活動としては、マービー復興ミュージカル『日の記憶/夢二モ思ワナイ』の公演がありましたね。ミュージカルは、どんなところが大変でしたか?
すずちゃん:『日の記憶』のAチームでは、「雪江」という新聞記者の役を演じました。
劇中ではかなり重要なセリフを言う大人の役だったので、難しい言葉の言い回しや知らない地区や単語が出てきて、覚えるのに時間がかかりました。

マービー復興ミュージカル「日の記憶」雪江役の衣装
ー逆に、ミュージカルのどんなところが楽しかったですか?
すずちゃん:2022年に出演した倉敷市民創作ミュージカル『サキガケ~真友と描いた夢~』では、大原孫三郎の幼少期役を演じました。その時は主役だったからこそ、他の出演者の方と一緒に演技するシーンが少なかったんです。
今回のミュージカル『日の記憶』では、みんなと一緒のシーンも多く、以前より出番も多くて、みんなで協力して作りあげてるって感じられてすごくよかったです。
約9ヶ月の長い時間をかけて何度も練習をして、色んな経験ができました。
ミュージカルは普段の歌のステージとは違って。さまざまな人と出会って、いろんな人のことを知ることができました。
一緒にひとつの作品を作りあげることができたので、すごく楽しかったです。
夢への扉。一歩一歩、前へ
ー2023年の4月から中学生になりますね。これから挑戦してみたいことを教えてください。
すずちゃん:全国放送のテレビに出演したいです!
あとは、トランポリンにハマっているので、新しい技ができるようになりたいです。
背面から落ちて、そのあとに壁をよじのぼる「ウォール」っていう技なんですけど、まだ上まで登れないので、できるように練習をがんばっています。
ー中学生よりその先の未来、今後の「夢」について、お話してもらえますか?
すずちゃん:将来は、演技のできる歌手になりたいです。
すずの演技を観てくれたみんなが明るくなってもらえたら嬉しい。
その時になりたい自分に向かって、努力します!
ーすごく、素敵な夢ですね。最後に、メッセージをお願いします。
すずちゃん:卒業した小学校が2023年で創立150周年をむかえるので、記念ソングを歌って寄贈することになりました。
5月にはアルバムリリースツアーとして、愛知と静岡と大阪での公演も予定しています。
中学生になっても引き続き「岡山歌っ子すずちゃん」として、応援よろしくお願いします!
まだ見ぬ未来へ向かって
12歳のすずちゃんがなぜこんなにも努力し続けられるのか不思議に思い、インタビューの最後に「すずちゃんの元気の源とは?」と尋ねてみました。
ちょっと考えて「わからない」と、彼女は正直に答えてくれました。
すずちゃんのお母さんが補足してお話してくれました。
「母親の私もなぜ12歳のすずがこんなにがんばれるのか、不思議に思います。
けれど、応援してくれてるひとの気持ちが彼女にはしっかり伝わってるみたい。
ライブやイベントで会いに来てくださる方々から力をいただいているのかなと思います。
みなさんが作りあげて応援してくださっているもののトップに自分がいることは、無意識に感じ取ってるのかもしれませんね」
自分のことを応援して支えてくれているファンやスタッフ「Team_Suzus」の気持ちを背負って、今日も彼女はなりたい自分に向かって前進する。
ライブ、ミュージカル、イベントのステージやアルバムですずちゃんの歌声やパフォーマンスに触れ、夢へと向かうエネルギーを感じ取ってほしいと願います。
岡山の名を背負って活躍する「岡山歌っ子すずちゃん」の成長に、これからも目が離せません。
(文/まつこ 編集・写真/悠貴)
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