
赤いレトロ街道を散策!「岡山・吹屋ふるさと村」へGOしよう
ノスタルジックな景観に心惹かれる、岡山県高梁市。
江戸時代に赤色顔料「ベンガラ」の産地として栄えた“ジャパンレッド発祥の地・吹屋”へ訪れました。
スマートフォン向けゲームアプリ『Pokémon GO』(以下、ポケモン GO)。
2023年、北海道に続き全国で2カ所目の「リアルポケストップ(期間限定)」が、旧吹屋小学校前に登場!
岡山モデルのおざき ゆかり(ざっきー)さんと、カメラを片手にフォトジェニックなスポットを散策したようすを紹介します。
目次
無添加・手作り・少量生産の調味料を販売する「佐藤紅商店」
吹屋ふるさと村の東側・下町駐車場から徒歩約3分。
吹屋産の唐辛子と柚子を使った柚子胡椒など、無添加にこだわった調味料を販売する「佐藤紅商店」へ。

かわいいダルマが印象的なパッケージ
青唐辛子と柚子を使用した青柚子胡椒の調味料「吹屋の青だるま」は、ピリ辛でお肉やお刺身との相性抜群です。
「吹屋の紅がわら・ラー油」や「瀬戸内レモン胡椒」などの新製品が増え、オープン当初よりにぎやかな店内に。

吹屋地区にとけこむ、道案内の赤いタペストリーも
吹屋の店舗でしか購入できない商品もあるのでお土産として喜ばれそうです。約5分でできる一味づくり体験もぜひ。
新たな出会いに心おどる、レトロな坂道
ゆるやかな傾斜の坂道を登っていくと、お土産屋やカフェが見えてきます。
染物体験を楽しめる「麻田百貨店」。

弁柄染物屋「麻田百貨店」遠藤さん
「吹屋は昔の日本が残っているまち。人との距離感が近いでしょう」と、お話してくれました。
まるでタイムスリップしたかのような歴史ある町並み。古き良き日本の風情が詰まっています。
明治7年開局の吹屋郵便局は、深みのある赤いのれんと格子が趣たっぷりで写真スポットとしても人気。
赤い壁やのれんとともにぜひ記念撮影してみては。
明治から現在へ。旧吹屋小学校の新モニュメント
吹屋郵便局から北東の坂道をのぼった場所にある、明治に建築された「旧吹屋小学校」。
約7年の時を経て2022年4月に一般公開された、吹屋の歴史や文化を発信する拠点施設です。
旧吹屋小学校前に、約4メートルの高さの青いモニュメント「リアルポケストップ」が設置されています。
設置期間は《2023年1月20日から7月19日》まで。
子どもたちから年配のかたまで、幅広い世代のポケモンGOプレイヤーやファンが多く訪れているとのこと。
校舎内への入館料金は《大人500円・小中学生250円》です。
1階のメインは、トラスを用いた小屋組みの三間廊下。
約5.46mの長さもある広い廊下は、とても見ごたえがあります。ぜひ天井にも注目してみてください。
展示室には、学校で使われた顕微鏡やカラフルなハンドベルなどの楽器が並びます。
ふと記憶がよみがえり「昔使ってました、懐かしい!」なんて会話で盛り上がったり。
三間廊下のちょうど真上の2階にある講堂へ。
窓からは山の木々が見え、やわらかな光が差し込みます。
明治時代後期を代表する、擬洋風の学校建築の技術が残る建物。
思わず童心にかえり、はしゃぎだしそうな雰囲気です。
記憶を呼び起こし、感慨にふける体験。
感想をノートにつづって、次の場所へ向かいます。
ゆったりと時間を過ごして。「Cafe 松栄館」
休憩で訪れたのは、「Cafe 松栄館(しょうえいかん)」。
軒先の大きなおだんごに目をうばわれる、軽食カフェです。
おだんごの種類は、ベンガラ(紫芋)、草(ヨモギ)、白色の3種類。たれは、みたらしとみその2種類から選べます。
「斜めに並べて撮ったらかわいいかも!」。
真剣な表情を浮かべるざっきーさん。
「佐藤紅商店」さんの一味唐辛子をおだんごにちょっぴりかけて食べるのもオススメです。
心惹かれるレトロタウン「吹屋」へ
夕暮れ時になると、近所の子どもたちが学校から帰ってきて「おかえり、今日はどうしたの?」と声が響く、そんな光景が見られました。
どこかなつかしいあたたかさを感じるのは、町並みだけでなく人と人との親しい交流なのかもしれないと思い起こさせます。
新スポットも続々と、魅力をさらに色濃くする“吹屋ふるさと村”
現代へと語り継がれるジャパンレッド、ワクワクを探しに出かけましょう。
(文/まつこ 撮影/悠貴 モデル/おざき ゆかり)
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。