【岡山・高梁市】「猫城主さんじゅーろー あしあと館」オープンにゃん!
日本で唯一の天守が残っている山城、高梁市にある備中松山城。
備中松山城の猫城主・さんじゅーろーが就任5年を迎えたことを記念して、「猫城主さんじゅーろー あしあと館」が、2024年3月16日にオープン!
場所は、備中松山城のふもとにある「武家屋敷旧埴原家(きゅうはいばらけ)」の敷地内。
猫城主就任5年のあゆみを展示した記念館の開館式典に、多くのファンが集まりました。
愛らしい猫城主も列席した式典と「あしあと館」のようすを中心に紹介します!
目次
猫城主さんじゅーろーとは?
平成30年7月豪雨災害により、被害を受けた高梁市。
その影響により観光客が激減したところ、迷い猫として備中松山城へ現れた茶白のオス猫。いつしか城に住み着くようになり、看板猫として注目を集めるようになりました。
備中松山藩の藩士で、のちに新選組の組長になった谷三十郎にちなんで名前が付けられました。
2018年12月に正式に「猫城主さんじゅーろー再入城の儀」が執り行われ、正式に猫城主としてデビュー!
激減した来場者も右肩上がりで増え、全国各地から熱心なファンが訪れるほどの人気ぶりです。
2024年現在、推定9歳となったさんじゅーろーの人なつっこい姿がファンを惹きつけてやみません。
「猫城主さんじゅーろー あしあと館」 開館式典
2024年3月16日。ゴロで「さんじゅーろー」の日。
今までのさんじゅーろーの歩みを振り返られる紹介動画やパネル、オリジナルグッズを販売する「猫城主さんじゅーろー あしあと記念館」が開館しました。
初日の式典にはさんじゅーろーも出席することを聞きつけ、開館2時間前からファンのかたが集まるほどの熱狂ぶり!
高梁観光協会のかたも「武家屋敷始まって以来の行列かも」とつぶやくほど。
開館前にはおよそ50人のさんじゅーろーファンが駆けつけました。
高梁観光協会支部長・田中宏和支部長―大変コンパクトではありますが、あたたかみのある施設ができました。
館内には年表もありますので、今後も城主には一歩一歩あしあとを残していただければ。
一度だけではなく二度三度来ていただけれるよう、新しいことを観光協会を中心に発信していきますのでよろしくお願いします。
高梁市長の近藤隆則氏―備中松山城だけでなく、この町のなかをもっとみなさまに歩いていただけるような町を作っていきたい。
そのためには、市と観光協会がしっかりタッグを結んでいきたいので、お気付きの点はなんでもぜひご意見を聞かせてください。
その意見を活かしていきたいと思っております。高梁を愛していってください。
列席するかたが猫城主の前でお辞儀するたびに、「くるしゅうない」と言わんばかりに反応するさんじゅーろーの姿にたびたび歓声があがります。
ぴんと背筋を伸ばした姿もかわいいです。
「猫城主さんじゅーろー あしあと館」のようす
「あしあと館」から北へ約80mの「武家屋敷 旧折井家」の斜め向かい側に武家屋敷(旧折井家・旧埴原家)専用の無料駐車場があります。
[駐車場利用時間]
- 4月~9月 10時~17時
- 10月~3月 10時~16時
駐車場から徒歩約1分。「武家屋敷 旧埴原家」の敷地内にある「あしあと館」へ!
入館チケットは、高梁市武家屋敷の旧埴原家と旧折井家の共通チケットで大人1枚500円です。
備中松山城との入館料が共通になったお得なチケットもあるので、周辺施設を訪れるかたは受付でお問い合わせしてみてくださいね。
館内には、さんじゅーろーの巨大パネルに。
アクリルスタンドやキーホルダーのオリジナルガチャも!
1回500円、100円玉をたくさん持ってくることをオススメします。
イラストレーター「くまみね」さんのイラストを再現したキーホルダーは5種類。どれもかわいいですね!
ガチャガチャで、備中松山城をバックにした猫城主らしさ満載のキーホルダーをゲットしました。
さんじゅーろーイラストTシャツ、ゆるいイラストがいいカンジ。
その他、ポストカードや木製キーホルダーにピンバッジなどなど。
お買い物カードを取って、外の受付へ持って購入するシステムになっています。
その他、あしあと年表や紹介動画もあるので、ぜひ現地へ訪れてみてください。
さんじゅーろーは、基本的に備中松山城に10時と14時に城内見回りするとのこと。
そのほかイベントなどで不在のときもあるので、遠方から来られるかたは高梁観光協会へ事前にお問い合わせください。
「あしあと館」と一緒に。武家屋敷も合わせて訪れて
「武家屋敷 旧埴原家」は、石火矢町にある武家屋敷。
藩主勝正公の生母の実家でもあり、松山城下の武家屋敷としては、寺院建築や数奇屋風の要素を取り入れた珍しい造りとなっており、市の重要文化財に指定されています。
江戸時代末期から明治時代に活躍した備中松山藩の改革の立役者でもある、山田方谷(やまだほうこく)が書いた木造額も展示されています。
旧埴原家より徒歩約1分の場所にある、「武家屋敷旧折井家」へ。
漆喰壁の格式漂う旧折井家は江戸時代後期に建てられたもの。
当時160石の馬回り役を勤めた武士が住んでいました。
ユニークなからくり人形もいるので、ちょっとビックリ。
マンホールカードの配布は「旧折井家」で行われているので、ぜひゲットしてみてください。
高梁に遊びに来てにゃん
猫城主さんじゅーろーの活躍によって、県外から国外からも珍しい猫城主に会いに訪れるひとが増えた高梁市。
「あしあと館」より南へ徒歩約5分の場所には、高梁川に流れ込む紺屋川が流れ、春には美しい満開の桜を眺めることができます。
岡山県下最古の教会・高梁基督教会堂(たかはしきりすときょうかいどう)や藩校有終館跡などの町並みが広がっており、合わせて散策してほしい場所のひとつです。
おとなしくて人なつっこい猫城主さんじゅーろーへ会いに高梁へ!
マンホールを探したり、おいしいグルメを探したり。
何度も訪れて、高梁でお気に入りスポットを見つけてみてくださいね。
猫城主さんじゅーろー あしあと館
住所:高梁市石火矢町27(高梁市武家屋敷館 旧埴原家内)
開館時間:10月~3月 10時~16時
4月~9月 10時〜17時
入館料:大人500円 小中学生250円
※旧折井家との共通券(あしあと館のみの入館券はなし)
お問合せ:(一社)高梁市観光協会 高梁支部 (TEL:0866-21-0461)
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