#キニナッタ「六島フォトウォーク」レポート(2024年2月11日開催)
笠岡諸島、岡山県最南端の島・六島(むしま)。
島のシンボルでもある、白亜の灯台の周りを中心に、約10万本の水仙が2月ごろに見頃を迎えます。
カメラ好きメンバーたちと、2024年2月に六島を散策したようすを紹介します!
目次
笠岡港から1時間。白の水仙と灯台をめざして
例年よりゆっくりめに見頃となった、六島の水仙。
2024年の2月11日、六島へ訪れました。
8時50分住吉港発の旅客船に乗って、約1時間の船旅へ。
この日は、波も比較的おだやか。のんびりしながら船に揺られます。
上陸してさっそくお出迎えしてくれたのが…。
人なつっこい猫ちゃんたちのおもてなしに、港から一歩も動けません。
後ろ髪を引かれつつ、メインとなる灯台へ向けて西へ歩いていくと。
一面に広がるひじきを丁寧に天日干しする光景に出会えました。
冬場、大潮の時だけ六島で採れる天然ひじき。
「また帰りに寄ってね」と声をかけていただきました。
「会議場なのかな?」なんて声もあがったのは、ドラム缶会議のスポット。
六島浜醸造所の間の道を抜けて、坂道を登っていきます。
甘い香りに包まれる、水仙が広がる景色に
約5分ほどの階段と坂道を登ると、素晴らしい眺望が待っていました。
澄んだ空気の中、水仙の甘い香りが広がる美しい光景。
おだやかな海を眺めながらのフォトウォーク。
風光明媚な景観を前に、なかなか目的地の灯台まで進めません。
時間を忘れて、夢中でシャッターを切ります。
なんとか灯台へ到着。
灯台のふもとでお弁当を広げて、のんびりいただきました。
六島浜醸造所でいただく、至高の一杯
六島浜醸造所では、水仙の開花シーズンに合わせて土日祝日のみオープンされる飲食スペースも。
甘い香りとのどごしの良い、六島産100%セゾンビール「麦のはじまり」。
海を眺めながら飲むクラフトビールは、開放感があり一段と格別なものですね。
コリコリ食感!ひふみちゃんの天然ひじき
ひじきを釜茹でする、エモーショナルな場面をパチリ。この天然ひじきは、さっと水で戻してポン酢だけでもいただけると教えていただきました。
瀬戸内海を横断する主要航路が近く、また東西から流れ込む潮流がぶつかる地点にも近いため、海で育つひじきにとっては厳しい環境。そんな六島で育ったひじきは、特別においしいと評判です。
島の宝。ひとりの児童が通う、六島小学校
2024年現在1人の児童が通う六島小学校へ。
梅も咲き始め、春の訪れを少しずつ感じる光景が広がっていました。
バスケットゴールを撮ってみたり。
日差しも出てきて、ポカポカと暖かい空気に包まれてきました。フォトウォークの最後は、大鳥神社へと向かいます。
童心にかえって。シーグラス収集
海沿いの堤防に沿って、東へ歩きます。
海沿いを東へ10分ほど歩くと、神社の鳥居の前に砂浜が見えてきました。
「あ!シーグラスだ!」
砂浜の上には、水色のシーグラスが流れ着いて落ちていました。
ガラス片が波に揉まれ角が取れて、曇りガラスの様な状態になった“浜辺の宝石”とも呼ばれるもの。
宝探しをするかのように、集めてみました。
島の天気は変わりやすく、晴れたと思ったら急に曇って風がビュウビュウと吹いて寒くなってきて。なんとか雨も降らず、ほっとしました。
時間を忘れて、夢中に
六島での滞在時間はおよそ4時間。
時計を見ることも忘れて撮影に夢中になってたので、「え、もうこんな時間なんだ!」と少し驚きました。
時間に慌ただしく追われることなく、島の時間を満喫できた心地よいひとときでした。
誰かと好きがつながる、一期一会
今回の参加者には、2023年12月から倉敷の地域おこし協力隊として赴任された高石真梨子さんとも縁あってご一緒しました。
六島浜醸造所でビールを作る井関竜平さんは、笠岡市の元・地域おこし協力隊の一員。
「地域おこし協力隊は、楽しいこともあるけれど、その分大変なこともあると思います。悩むことや困ったことがあれば、いつでも連絡ください。」と井関さん。
心あたたまる交流の瞬間に立ち会えました。
想像だけではなく、現地へ向かい行動する。
見て聞いて、肌で感じることは、何事にも変えられない貴重な体験です。
ここでしか出会えないひと、景色がある「六島」へ。
実際に訪れてみて、美しく愛おしい島の魅力を体感してみませんか?
(文/まつこ 編集・写真/悠貴)
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