コワーキングスペース「斎館」プレオープンイベント
2020年9月19日、倉敷光作所が手がける新たなコワーキングスペース「斎館」のプレイベントが開催されました。
幻想的な和の明かりに照らされた斎館。その中庭で開催された、プレイベントのようすを紹介します。
斎館ってどんなところ?
斎館は、倉敷美観地区の阿智神社の境内にある建物。
もともとは楠戸家の別荘として建築され、昭和の初めごろに移築されたそうです。
昭和50年代ごろまでは、阿智神社で挙式をしたあと、斎館で披露宴をしたという地元のかたがたくさんいました。
3年ほど前から空き家になっていたのを改築。
2020年9月に、コワーキングスペースとして生まれ変わりました。
活用方法
- ワークショップ
- 出展スペース
- PR
- 新たな芸術の創造
ものづくりを軸にさまざまな才能を持ったかたが集まり、新たな作品を生み出す場所として使ってもらえればとのこと。
今後は、この場所で制作した作品のフリーマーケットなどを予定しています。
倉敷光作所について
倉敷光作所は、2018年2月に発足。
希莉光あかり(切子あかり)発案者でありデザイナーである須山寛子さんと、和の雰囲気にあう「きんぎょ」や「コイ(koi)」和傘マッピングの発案者である須山恭安さんご夫妻を中心とした団体です。
倉敷を中心とした和のあかりをテーマとしたイベントを企画・製作・プロデュースを行っています。
斎館プレオープンイベント
斎館のプレオープンイベントは、2020年9月19日に開催されました。
2階の和室へあがると、希莉光あかりで飾られた庭園ステージ。
赤、青、緑のライトが庭園を彩り、鈴虫の優しい音色が響いていました。
招待された地元の関係者、約30人ほどが集まりました。
くらしき作陽大学出身で、現在プロのオカリナ奏者である 「STUDIO fiato 」の柿内美緒さんの演奏が始まりました。
オカリナのあたたかな音色と、幻想的な和の空間の演出が見事に溶け合います。秋の夜風、希莉光あかりの優しい和のあかり、懐かしい蚊取り線香の匂いを嗅ぎながら、リラックスした気持ちで演奏を楽しめました。
はかま姿がとてもお似合いでな垣内さん。
聴き心地のよいオカリナの演奏に、とても癒されました。
倉敷光作所所長・須山恭安さんのおはなし
私たち倉敷光作所は、倉敷市まちづくり基金さんの協力のもと、この斎館をコワーキングスペースとしてオープンする準備をしてきました。
シロアリに喰われていたりなど問題点もありましたが、倉敷市まちづくり基金さんに協力していただいて課題を乗り越えてきました。
私たち光作所の3人では人手が足らず、岡山市北区足守にある工務店「森安建築工房」さんに、この建物の設計をお願いしました。この建物が完成したのは、8月下旬なのですが、お願いした森安さんは完成を見ずして誠に残念なことに他界してしまいました。
本当に胸が痛い思いです。けど、この建物には彼の想いがたくさん詰まっています。
ぜひみなさん、この建物を今後活用していただければと思います。
今日はお集りいただき、ありがとうございました。
斎館の今後の予定
2020年9月下旬はまだ本格的なオープンではなく、しばらく見学会となるそうです。詳細が分かり次第、掲載予定です。
キニナッタかたはぜひお問い合わせしてみてくださいね。
住所:倉敷市本町11-37
公式ホームページ:https://saikan.net/
斎館の昼間のようすも少しご紹介します。
2階 2階 1階
1階にはミニキッチンスペースもあるので、お茶なども今後提供予定とのこと。
人どおりも少なく、倉敷美観地区近くにありながら喧騒を忘れて物づくりに没頭できる場所です。窓から見える竹林のようすも美しいですよ。
今後、ツクヨミ同盟もぜひ利用したいと思います。
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