【真庭】初夏彩る、紫陽花2022〜花の山寺 普門寺「あじさい祭り」
青、赤、紫、白色などさまざま色に色づき、梅雨の時期に彩りを添えてくれるあじさい。
境内の周りに約3000株のあじさいが植えられたお寺が、岡山県の北中部にある自然豊かな真庭市にあります。
「花の山寺」の愛称で親しまれている「普門寺(ふもんじ)」。
四季折々の花々を臨める、日本の懐かしい風景が広がるのどかな場所です。
普門寺で3年ぶりに開催された、2022年の「あじさい祭り」のようすを紹介します!
目次
「花の山寺 普門寺」と「あじさい祭り」について
4月には桜、5月のシャクナゲ、6月のあじさい、11月には紅葉と四季ならではの花々に心癒される、「普門寺」。
春と秋の年2回咲く品種の「四季桜」が境内の前に植えられており、紅葉の季節に桜も楽しめる珍しいスポットでもあります。
そんな普門寺で、毎年あじさいの開花時期に合わせて行われる恒例のイベント「あじさい祭り」。
2022年の「あじさい祭り」は、6月11日から26日まで開催。
境内の周りや対面の山側に植えれた約30品種、約3000株のあじさいは、6月上旬ごろから色づき始め、6月下旬ごろには見ごろをむかえます。
日替わりで軽食やドリンクなどの出店に加えて、ワークショップも体験でき、境内の花手水では紫陽花アートも楽しめるイベントです。
「あじさい祭り」の期間中は、特別御朱印もあります。
「花の山寺 普門寺」へのアクセス
真庭市の田原山上にある普門寺、標高350mの山頂にあります。
県道66号から東へ曲がると、約3kmほど細い山道が続くため、対向車に注意しながら進んでください。
山道の途中に数か所、上記の看板が設置されており、ほぼ一歩道のため迷わずたどり着けるはず。
駐車場は約100台。
イベント開催時の土日は混みあうため、午前中の早めの時間帯に来ることをおすすめします。
- 中国自動車道落合ICから車で約15分
- JR美作落合駅からタクシーで約15分
鮮やかに広がる、普門寺ブルー
駐車場から普門寺の境内へ向かう途中、鮮やかなブルーが山の側面いっぱいに広がる光景を目にしました。
あふれんばかりの青が広がり、思わず足を止めました。
普門寺周辺の土は赤土のため酸性度が強く、あじさいの青色が濃いのが特徴。
鮮やかな青色の紫陽花が多く見られ、「普門寺ブルー」と呼ばれているそうです。
涼し気な青色あじさいが道沿いに並びます。
訪れた2022年6月18日は、青色のあじさいが見ごろを迎えていました。
赤や紫系のあじさいは色づき始めたころ。6月下旬には見ごろを迎えそうです。
ハートやグラデーションのあじさいを探して
季節ごと期間限定で営業しているそば処の周りには、多種多様なあじさいを堪能できます。
まず目を惹いたのは、グラデーションのあじさい。
左半分が紫、右半分がピンク色。丸いリース状になっていて、色合いが美しい。
次はハートの形のあじさいを探して、ゆっくり歩きます。
足元をじっと見つめると、グラデーションになったハート形のあじさいを発見!
そのほかにも、ガクアジサイなど多くの種類のあじさいが開花。
▼真っ白な美しい花が円すい状に垂れる、カシワバアジサイも。
▼「七色こみち」と呼ばれる小道には、あじさいがいっぱいで通り抜けれないほど。
実際に訪れて、美しい情景を目に焼き付けてみてください。
UEDA VILLAGEのカフェのお弁当やドリンク。休憩に立ち寄ってみて
あじさい祭り限定の出店スペースをのぞいてみました。
朝採りのひるぜん大根などの野菜の販売や地元名物山菜てんぷらそば、味噌団子に草餅などの出店も。
「森のナカノカフェ」が出店されている、普門寺のすぐ近くにある「UEDA VILLAGE」へ向かいました。
「森ノナカノカフェ」は、廃校になった上田小学校を再生した複合施設「UEDA VILLAGE」内に2019年オープンしたカフェです。
出店時は店舗での通常営業をお休みし、テイクアウトのみで販売されていました。
お弁当は、ハンバーグ弁当とチキン南蛮弁当の2種類。(1個1,000円)
ドリンクは、いちごやレモンを使ったものを販売。
ほどよいレモンの酸味と炭酸が絶妙な「生レモンスカッシュ」は、歩き疲れて乾いた喉を潤してくれました。
あじさいを背景にドリンクを撮影すると、写真映えします。
営業スケジュールや出店日は日によって違うので、お店の公式インスタグラムをご確認ください。
ワークショップ「あじさい花曼荼羅」に挑戦!浴衣のレンタルも
最後に、普門寺境内で行われているワークショップに挑戦してみました。
白い器に水をいれてあじさいを浮かべる、花曼荼羅を作るワークショップです。(要予約、ひとり500円)
自分好みのあじさいを求めて、ふたたび散策しました。
花びらを1枚1枚切り離して浮かべても、そのまま好きな色のあじさいを組み合わせてもよし。
「見本を置くとみんな同じような花曼荼羅になるので、あえて見本をお見せしないんです」と坊守さんが笑顔でお話してくれました。
▼完成したのがこちら。
縁側のちゃぶ台にのせて撮影すると、風情のある1枚が撮れました。
このほかにも、浴衣のレンタルもされていました。
浴衣のレンタルは、1日1500円。着付け込みは2500円です。(あじさい祭りの期間中のみ、10時から15時まで)
※男女あり。着付けはヘアセットなし
浴衣を着て歩くカップルも見かけました。あじさいと一緒に撮影するのもオススメです。
普門寺境内の花手水に、心なごむひととき
普門寺境内の手水舎にはあじさいが浮かべられており、心癒やされました。
見ているだけで心なごむ、爽やかな青色あじさいが浮かべられています。
手入れの行き届いた普門寺の中庭も必見です。
縁側に腰を掛けて、美しい中庭を眺めながら休憩するかたも。時間を忘れてのんびりしたくなる、心落ち着く時間を楽しめます。
花のふるさと、四季の花々に囲まれて
茅葺の古民家が並び、日本の原風景を感じる旧・上田村。
青もみじも太陽の日差しを浴びてキラキラ輝いていました。次は紅葉の季節に訪れたいと思います。
じめじめとした梅雨時期だからこそ出会える美しい風景。涼し気で元気をもらえる、あじさい鑑賞を楽しんでみては?
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