やかげ華まつり(2022年3月27日開催)〜春の訪れ告げる、やかげまるごとイベント
矢掛商店街の玄関口となった道の駅「山陽道やかげ宿」が開業して、1年を迎えた2022年3月。
道の駅周辺や本陣通り、矢掛商店街で「やかげ華まつり」が開催。
商店街の一部を歩行者天国にし、お花の作品展示やステージイベント、やかげ小唄おどりなどが催されました。
道の駅開業1周年記念イベントや毎月恒例の日曜朝市などもあわせて行われ、にぎわった宿場町矢掛の様子を紹介します。
やかげ華まつりについて
春の矢掛町は、桜、梅、椿、海棠などの花を楽しめるスポットがある、自然豊かな町です。
そんな矢掛町で、まち全体に彩りを添えて開催された「やかげ華まつり」。
毎年3月末に無病息災を祈って行われていた「宿場町やかげ 流しびな」がコロナ禍で中止、新たなイベントとして開催されました。
当日は矢掛商店街が歩行者天国となり、あたたかな春の日差しのもと、華やかな花を並べた通り周辺には多くの人が集まりました。
道の駅山陽道やかげ宿、開業1周年!
飲食店や物販を設けない新しい形の道の駅「山陽道やかげ宿」は、2022年3月27日で開業1周年を迎えました。
道の駅前はステージイベントとして、大道芸人チャーリーのバルーンステージやシェアハピのライブを開催。
シェアハピの軽快なアコースティックギターの音とのびやかで美しい歌声が響き、行き交う人もしばし立ち止まってライブを楽しんでいました。
道の駅構内では、矢掛町出身のフィギュアスケーター・三宅星南(せな)選手の直筆サイン入り等身大パネルと試合で着用した衣装の展示も。
三宅選手の向かい側には、やかげ観光大使「やかっぴー」オブジェもおもてなし!
愛くるしいやかっぴーの姿に、たくさんのオトモダチが集まって、一緒に写真撮影されるようすが何度も見られてほっこり。
国道486号から商店街がある本陣通りに抜ける南北約80メートルの町道では、「道の駅マルシェ」が開催。
2021年10月から始まった「道の駅マルシェ」は、ハロウィン、クリスマスなど毎回違ったテーマをもとに催されています。
そのため、集まるお店も毎回違うので何度訪れても新しい発見があるのが特徴です。
3回目のこの日のテーマは、「矢掛町ブランドと矢掛の特産品」。
2021年7月に矢掛町小田にオープンした「小田天 間の宿(あいのしゅく)」が出店。うなむすびやいなりずしのテイクアウトが並んでいました。
イベント価格で500円で提供されたうなむすびを購入。ふわふわやわらかなうなぎと甘いタレが絶妙にからみ、食べ応え抜群です!
歩行者天国となった本陣通り沿いの12か所には、華やかな生け花や花を使ったオブジェを展示。
スタンプラリーでスタンプを集めれば、やかっぴーグッズや花の種の商品がもらえるガラポン抽選会も。
春の花の展示に、歩くひとたちもたびたび足を止め、笑顔でじっくりと眺めていました。
西町ステージイベント会場のようす
本陣近くの西町ステージイベント会場では、飲食店はもちろん、さまざまなステージイベントが開催。
矢掛中学校や矢掛高校のジャズバンドの演奏や子ども神楽が披露され、多くの人でにぎわいました。
その一角には矢掛町地域おこし協力隊の西野沙織さんの出展ブースも。
「地元野菜を自販機で気軽に購入できる自動販売機を設置したい」と、クラウドファンディングに挑戦していた西野さん。
手づくりの酵素玄米おにぎりをふるまわれ、にっこりと満面の笑顔で迎えてくれました。
魅力的なひとたちが、もっと矢掛をもりあげようと挑戦されているのも注目です。
元町特設会場での備中神楽のようす
道の駅すぐ北側の元町特設会場では、備中神楽が披露されていました。
地域で受け継がれる伝統的な踊りに訪れたひとは見入っていました。
初開催のイベント「やかげ華まつり」
矢掛町の夏の風物詩としておなじみの「やかげ小唄おどり」。2年連続で中止となっていたイベントがこの日、特別に披露されました。
白い浴衣と網傘の姿の女性たちがゆったりと舞い、艶やかな姿と宿場町の風情が調和し、魅了されます。
矢掛商店街の東から西まで花の作品が展示されスタンプラリーについて、「各所のエリアを端から端まで楽しめる工夫がされていて非常に良かった」という参加者のかたの声もありました。
歴史ある町並みを眺めながら矢掛町全体でのおもてなしや、楽しんでほしいという想いが伝わるイベント。
次回の開催も非常に楽しみです。
(文/まつこ 写真/悠貴)
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。